(7)脊椎狭窄症

 脊椎狭窄症は、50〜60歳を超えたころから発生しやすくなります。脊椎管が骨や軟骨、靱帯などの変性性変化により病的に狭くなり、その中の脊髄や神経の根元が圧迫・刺激され痛みを起こします。腰に鈍痛があり、歩いていると腰から下肢の痛みやシビレがだんだん強くなり、歩くことが出来なくなります。しばらく立ち止まり腰を曲げ前かがみになって休むとまた歩けるようになりますが、症状が進むとともに歩ける距離が短くなります。
 ヘルニアみたいなもの(変形性脊椎症・腰椎椎間板障害)だと思って放置しないで下さい。外科又は整形外科に受診することをお勧めします。
 診断は、MRI(磁気共鳴コンピューター断層撮影)ではっきりと診断されます。
 めずらしくもない病気ですので、心に留めておいてください。
 場合によっては、手術しなくてはならない事がありますので、外科、整形外科の主治医から専門病院へ紹介してもらってください。